入力条件と旬平均気温から、「指針4.4 積算温度MCnをもとに構造体強度補正値28S91を定める方法」に基づいて調合計画の算定を行います。
条件を設定した後、[調合計画]ボタンを選択することが基本的な手順となりますが、養生条件よりも設計基準強度を確保する材齢を優先したい場合などは、[材齢指定型]ボタンを選択することにより、指定材齢を満足させるための情報を得ることができます。
条件設定画面の[調合計画]ボタンを選択すると、下図の算定結果が表示されます。「指針4.4 積算温度MCnをもとに構造体強度補正値28S91を定める方法」を適用して、3種類の調合管理強度Fm(28S91=3,6,9N/mm2)について、初期養生条件の適合性や各必要強度の確保材齢を算出しています。
算出結果が施工計画条件を満足できない場合には、条件設定画面に戻り、養生条件やセメント種類を修正して算定を繰り返します。
条件設定画面の[材齢指定型]ボタンを選択すると、設計基準強度を確保する材齢を指定した場合の算定を行います。ここでは、養生温度を5℃〜8℃の範囲として、初期強度、設計基準強度、および品質基準強度が指定材齢内に満足できるかを検証します。ここでの算定結果は、調合計画において養生条件を設定する際に参考情報として活用することができます。
算定結果画面の[調合計画]ボタンを選択すると、選択した構造体強度補正値28S91に関する調合計画書を印刷プレビューします。印刷プレビュー後、Excelメニューの[印刷]から帳票を印刷することができます。なお、初期養生条件が満足できない場合、および91日以内に品質基準強度が確保できない場合については、印刷プレビューができません。
[28日推定強度]を選択すると、上記の調合計画書に加えて、材齢28日に対する圧縮強度の推定結果を印刷プレビューします。この計算書は、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版に規定された下記の事項に対応させたものです。
【仕様書 6.11.6(3)】
構造体コンクリート強度の推定試験の判定は、材齢28日の圧縮強度試験の1回の試験結果が設計基準強度に0.7を乗じた値以上であり、かつ、材齢28日を超え91日以内の圧縮強度試験の1回の試験結果が、設計基準強度に3N/mm2を加えた値以上であれば合格とする。
算定結果画面の[温度データ]ボタンを選択すると、施工日から材齢91日までの旬最低温度、加熱養生を考慮した平均温度、平均温度に基づく日積算温度および累積積算温度を表示します。
ここで、[データ印刷]ボタンを選択すると、施工日から材齢91日までの旬最低温度、加熱養生を考慮した平均温度、平均温度に基づく日積算温度および累積積算温度を印刷プレビューします。また、[グラフ印刷]ボタンを選択すると、材齢と日平均温度・累積積算温度のグラフ、平均養生温度や週毎の累積積算温度を印刷プレビューします。
印刷プレビュー後、Excelメニューの[印刷]から帳票を印刷することができます。
算定結果画面の[強度増進]ボタンを選択すると、「指針資料3 3.2強度増進標準曲線」(参考:算定方法@)を適用して材齢(積算温度)と圧縮強度の関係を表示します。なお、圧縮強度は強度管理供試体を対象として算定しています。
ここで、[データ表示]ボタンを選択すると、施工日から材齢91日までの圧縮強度の推定値(平均的な算定・安全側の算定)を表示します。また、初期強度、設計基準強度、および品質基準強度が得られる材齢が選択表示されます。
[印刷]ボタンを選択すると、施工日から材齢91日までの圧縮強度の推定値(平均的な算定・安全側の算定)を印刷プレビューします。印刷プレビュー後、Excelメニューの[印刷]から帳票を印刷することができます。
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