【標準偏差等の設定】
標準偏差等の設定を以下の3種類から選択します。また、AおよびBを選択した場合には、[詳細設定]ボタンから調合強度算定式に用いる係数を変更することができます。
@プラントの実績値として、JASS5規定値を採用する
「JASS 5.5.2」に従って、2.5N/mm2または0.1×調合管理強度の大きい方の値を採用します。
Aプラントの実績値(標準偏差σ)を採用する
使用するプラントの実績値(標準偏差σ)を指定します。
Bプラントの実績値(変動係数V)を採用する
使用するプラントの実績値(変動係数V)を指定します。
「指針資料3.2強度増進標準曲線」を適用して材齢(積算温度)と圧縮強度の関係を算定します。ここでは、以下の2種類から算定方法を選択します。
算定方法 @・・・・・【詳 細】
1)圧縮強度の推定式
指針資料3.2強度増進標準曲線
2)調合強度
指針(4.2)式、(4.3)式を基本として、算定式の係数を変更した場合にはその係数を採用します。
3)標準偏差
標準偏差等の設定に従います。「JASS5規定値を採用する」を選択した場合には、「JASS 5.5.2」に基づいて、2.5N/mm2または0.1×調合管理強の大きい方の値を採用します。
4)積算温度評価式
指針(1.1)式
5)算定方法
初期強度および設計基準強度には平均的な算定、品質基準強度には安全側の算定を適用します。
氷点下温度域に対する積算温度の低減を評価していないため、設計基準強度に関しては強度確保の安全性を考慮して、設計基準強度に3N/mm2を加えた値を必要強度としています。なお、圧縮強度は強度管理用供試体を対象とします。
算定方法 A・・・・・【詳 細】
1)圧縮強度の推定式
指針資料3.2強度増進標準曲線
2)調合強度
指針(4.2)式、(4.3)式を基本として、算定式の係数を変更した場合にはその係数を採用します。
3)標準偏差
標準偏差等の設定に従います。[@プラントの実績値として、JASS5規定値を採用する]を選択している場合には、「JASS 5.5.2」に基づいて、2.5N/mm2または0.1×調合管理強の大きい方の値を採用します。
4)積算温度評価式
氷点下温度域に対する積算温度の低減を考慮して、指針資料3(資3.3)式および指針資料3.3.1に示される直線的な日内変動を適用します。
5)算定方法
氷点下温度域に対する積算温度の低減を考慮して、初期強度、設計基準強度、および品質基準強度に関して平均的な算定を適用します。なお、圧縮強度は強度管理用供試体を対象とします。
[気象データ]ボタンをクリックすると、施工地域に対応する旬気温の平年値を表示することができます。施工日が入力されている場合には、リストで該当する旬を選択表示します。
[初期養生情報]ボタンをクリックすると、初期養生を検討する際に必要な情報を表示することができます。
■品質基準強度Fq、調合管理強度Fm
品質基準強度Fq、S値3,6,9(N/mm2)に対応する調合管理強度Fmを表示します。
■初期強度5.0N/mm2が得られる積算温度
セメント種類と調合管理強度Fmから、「指針解説表9.1」の該当箇所を表示します。
■打設初期の気象条件
打設日の旬最低気温、および養生温度を5℃と仮定したときの初期養生期間中の旬最低気温を表示します。
■養生(参考)
初期凍害の防止を目的として、旬最低気温から必要となる養生形式を以下の基準に従って判断します。
○ 予想最低気温が-3℃以下の場合:加熱養生
○ 予想最低気温が0以下かつ-3℃を上回る場合(軽微な凍結期):被覆養生
○ 予想最低気温が0℃を上回る場合:加熱養生等は必要ない
また、加熱養生が必要となる場合には、計画養生温度を5℃としたときの養生日数を「指針解説表9.1」に基づいて算出します。
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